◆ そろばんと暗算の関係は?
普段、大人のみなさんにとって暗算をするシーンは意外と多いのではないでしょうか。
例えば、スーパーで買い物をしている最中に、
「いまかごに入れた品物はどれくらいの値段になっているかしら?」
「この商品、20%オフみたいだけど、いくら得なのかしら?」
など気になって計算することがあるでしょう。
ぜひお子さんにも小さいうちから暗算力を身に付けたいものですよね。
実は、そろばんを学ぶと、暗算力が鍛えられるのです。
そこで暗算についての基本的なことをご紹介します。
◆ 暗算をするメリット
暗算ができるようになるメリットは豊富にあります。
例えばまだ小学生の小さなお子さんなら、算数や数学で素早く計算ができるようになります。
また、テストのときには時間が限られているため、普通の計算時も素早く行えます。
また、大人になっても、売り上げの計算や経費の計算など、あらゆる場面で暗算は役立ちます。
もちろん、主婦の方にも家計や買い物時に頻繁に使います。
暗算は、生活に密着したスキルといえます。
◆ 暗算とは
暗算とは、ご存知の通り、紙に書いたり、そろばんや電卓を使ったりせず、頭の中だけで計算することをいいます。
暗算をする方式としては、数字を目で見て暗算する方法と、耳で数字を聞いて暗算する方法とがあります。
◆ 暗算の種類
そして暗算には、主に次の2種類があります。
1.筆算式暗算
私たちが算数や数学の授業で習ったような、紙に書いて計算することを頭の中で行う方法です。
+、−、×、÷などの式を頭に思い浮かべて計算します。
この筆算式暗算は、左脳を使って行われていることが分かっています。
2.珠算式暗算
珠算とは、そろばんを使って計算することをいいます。
頭の中にそろばんとそろばんをはじいているイメージを持ち、それによって暗算することを珠算式暗算といいます。
この珠算式暗算では、右脳を使うことが研究によって分かっています。
計算というと左脳のイメージがありますが、そろばんを頭に思い浮かべると右脳が使われ、活性化するそうです。
このことから、そろばんには右脳活性の優れたメリットがあると考えられています。
この珠算式暗算は、そろばんを習得していくことで、早くて1年ほどでできるようになるといわれています。
興味のある方は、ぜひお子さんに学ばせてあげましょう。